リオリコ農園では会津余蒔胡瓜のほかにも福光赤筋にんにくなど13種類の会津伝統野菜を育てている。一つ一つの種を継ぐことが2人の農業のテーマ。庸平さんは江戸時代の野菜の栽培法が記された会津農書を参考にしている。「焼酎粕を土に入れなさい」の一節を参考にし、笹正宗酒造から厚意で酒粕を分けてもらっている。野菜は道の駅に出荷したり契約する客に届けたりしている。カフェを営む中学の同級生、悦子さんもリオリコ農園の野菜を使っている。月に1度、庸平さんの出身である仙台市のマーケットにも出店している。庸平さんは小学校で会津伝統野菜の臨時講師も務めており、会津余蒔胡瓜の種を蒔いている。
住所: 福島県会津若松市北会津町下荒井字八幡前13