森友学園に関する財務省の決済文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員の妻に、きょう関連文書の2回目の開示が行われた。職員が自筆で記録を残していたとみられるノートなど、合わせて9000ページ近くが開示され、改ざんの詳しい経緯が明らかになるかが焦点となる。妻は今朝、弁護士とともに財務省を訪れ、関連文書を受け取った。関連文書の開示はことし4月に続いて2回目。きょう開示されたのは、国有地が大幅に値引きされて売却されていたことが明らかになってから、改ざんに至るまでに職員が携わっていた業務に関する、メールや応接録、手元でとりまとめていたとみられる文書など。職員が自筆で記録を残していたとみられるノートには、会計検査院とのやりとりなどの業務について記されている。2021年には職員が残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されているが、改ざんに至った詳しい経緯はわかっておらず、新たな事実が明らかになるかが焦点となる。