- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
今回の参院選で最大の争点となったのは物価高対策。東京都市大学の食堂では日替わりで食べられる100円の朝食に列ができていた。三重県から上京した服部さんは週4日ほどはまかない付きのアルバイトをしている。物価高対策だけでなく、奨学金の充実などについても政治の目を向けて欲しいという。100円朝食を利用する学生はコロナ前より2割ほど増加したとのこと。
物価高対策として与党が現金給付を掲げ、野党が消費税減税などを掲げる今回の選挙。その財源について、立憲・野田代表は「基金の積みすぎが4.6兆円の凝っている、間違いなく財源は捻出できる。赤字国債は発行しなくても大丈夫」などとした。消費税減税を訴える国民・玉木代表は現金給付は「バラマキ」と表現。これに対し石破総裁は「ポイントも置かず重点化もしないのをバラマキというのであって、消費税の減税はある意味それに近いもの」などとした。維新は社会保険料の引き下げを訴えている。日本共産党は消費税の廃止を目指し、まずは5%に引き下げると訴える。社民党は防衛予算の増大を問題視。れいわ新選組は消費税の即時廃止を訴えている。参政党と日本保守党も消費税の廃止などを掲げている。自公は結果次第で政権を失う可能性もある。参院選は稀に見る政権選択選挙となっている。
参院選について。参院選は248議席のうち半数を改選するため、従来は政権に対する中間評価という位置付けだが、今回は自民公明が過半数割れしていることもあり、事実上の政権選択選挙とも言われている。今回の選挙の結果を大きく左右するとみられているのが全国で32ある一人区。主要野党が候補者を1本化し、与党との一騎打ちに持ち込めば勝率が上がる。今回、野党が候補者を1本化できた一人区は半数ほどで、野党候補が乱立している選挙区も見られる。今回最大の争点とされるのが物価高対策。与党側は現金給付、野党側は消費税減税を挙げている。財源について、自民・公明・維新・国民は税収の上振れ分を活用する、立憲は基金のムダを活用する、れいわは大企業などへの課税強化、共産・社民はこれに加えて防衛費の削減、参政は赤字国債の発行、保守は経済成長で対応するとしている。会計検査院のトップを務めた田中弥生さんはこれまでの政策の検証が必要だといい「給付加減脆化という単純化された争点ばかり注目されているが、これまでの物価高対策を検証し、費用対効果を説明することこそ大切だ」と指摘している。参議院選挙の投開票は20日に行われる。
参院選について。寺島氏は「国民の熟慮と筋道の通った判断がまず求められる。円の価値が落ちているから輸入インフレを食らい、食料品とエネルギーの価格が高まって物価高になっている。アベノミクスの詳察が重要。」、元村氏は「参議院議員の性質上、熟議・良識のある長期的な視野を国民に問うという本来の目的は忘れてほしくない。値段が高いことの背後にあること、例えば貧困や非正規の問題など、そうしたところに視点が移るような選挙戦が展開されて欲しい」などと話した。毎日新聞が出している「えらぼーと」では物価高対策以外の様々な争点でも自分にフィットする政党が表示されるということ。サヘル氏は「悲しいと思うのは外国籍の方への発言や移民問題。決して外国の方がすごく優遇わけでも、日本の方だって優遇されている訳でもない中で、選挙権がない人達を攻撃するのは違うと思う。心苦しく見ている」、松村氏は「どうやって物価を抑えるか、抜け落ちている気がする。今の物価高の大きな要因は円安。日銀は利上げしづらい状況になっている。G7の中でインフレ率が一番高いのは日本、でも金利が一番低いのも日本。これが物語っている」などと話した。
今月3日、米・トランプ大統領はベトナムとの関税交渉について、ベトナムからの輸入品には20%の関税を課す一方で米製品の関税は0%にさせたと強調した。トランプ氏は3カ月前に60カ国に対し”相互関税”と称する法外な税率を突きつけた。日本には24%の関税が示された。一方で発動直後に各国一律の10%だけを残し90日間の停止を発表。その期間中に各国が個別にトランプ政権との交渉を続けているが、90日の期限が今月9日に迫っている。
トランプ氏が国ごとに課す相互関税の90日間停止の期限が今月9日に迫る中、トランプ氏は関税交渉が進まない国や地域に対し最大70%の関税を課すことを一方的に書簡で通告すると発言した。専門家は「事実上の最後通告。書簡を受け取った側は事実上交渉できない」などと話した。日本は3カ月前から毎週のように赤沢大臣をワシントンに派遣。7回の交渉を経ても合意に至っていない。今月1日にトランプ氏は「日本と交渉してきたが取引できるか疑わしい」などと発言し、これまでの24%から35%の税率を突きつけた。政府関係者は「数字はいちいち真に受けない方が良いがどう着地させればいいのか」と頭を抱えている。この時期に新たな税率を突きつけてきたトランプ氏の思惑について専門家は「参院選を控えて妥協・決断ができない石破政権を見透かし圧力をかけてきている」などと分析した。
アメリカはこれまでにイギリス・中国・ベトナムとの間で関税交渉の合意に至っている。トランプ大統領は日本に24%の相互関税を課すとした上でその発動を7月9日までの90日間停止するとした。停止期限が迫る中でトランプ氏は今月3日、今月9日までに関税率を記載した書簡を送付するなどと発言。専門家は「書簡が届く前に関税率が確定する期限を延長する交渉が早急に必要」などと指摘している。寺島さんは「貿易や安全保障等を含めた日米関係を再設計する段階に来ている」などと話した。松原さんは「関税率より台数制限をかけられたら日本の自動車メーカーにとっては厳しくなる。あとはトランプ氏がいつまで強気の姿勢を貫けるか」などと話した。
7月1日に全国の路線価が発表され、前年比2.7%増の過去最大を記録した。上昇率1位は長野県・白馬村の32.4%で、2位が北海道・富良野市などいずれも海外からの観光客が増加している場所だった。リゾート地では外国人向け別荘、商業地ではホテルなどの需要が増加したことで土地価格が押し上げられている。一方下落率の1位は去年の震災で大きな被害を受けた石川県・輪島市の朝市通りだった。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が今日90歳の誕生日を迎えるのを前にした2日に後継者問題に言及し、後継者指名に自分たち以外の干渉を受けないと強調した。チベットでは1951年に中国共産党軍が侵攻して併合され、1959年にはダライ・ラマ14世がインドへの亡命を余儀なくされた。その後ダライ・ラマ14世は世界の指導者たちと対話を重ね、非暴力を貫きながらチベットの解放を訴え続けた。これに対し中国政府はダライ・ラマ14世を分離主義者などと敵視していて、今回の後継者選びでも干渉が警戒されている。
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が90歳の誕生日を迎え、後継問題について「輪廻転生」の教えに基づき決定すると言及した。その上でダライ・ラマは、次の後継者は「自由世界で誕生する」と述べ中国政府の介入を拒む考えを示した。これに対し中国外務省は、ダライ・ラマの後継者は中国国内でみつかり、中国政府の承認が必要だとした。「転生制度」をめぐっては、1993年、チベットではナンバー2パンチェン・ラマ10世の後継者を「輪廻転生」の教えに基づき、当時6歳の少年を探し出しテストをした上で、パンチェン・ラマ11世として認定した。しかし中国政府はこれを認めず独自に別の6歳の少年を擁立。ダライ・ラマが認定した少年は消息不明となった。チベット亡命政府は中国政府に拉致されたとみている。先月習近平国家主席は中国側が擁立したパンチェン・ラマ11世と会談した。ダライ・ラマの後継者選びへの牽制とみられる。
日本ハム×楽天。日本ハムは3本のホームランなどで9点を奪う。先発・細野晴希投手は大量援護をもらって完投できるチャンスだったが、7回に3者連続四球で無念の降板。勝ちはついたもののベンチで悔しがる様子を見せた。
オリックス×ロッテ。首位のオリックスは先発・田嶋大樹投手がロッテ・山本大斗選手に2打席連続ホームランを打たれ8-2で敗戦。日本ハムに代わって2位に転落した。
ソフトバンク×西武。ソフトバンクは抑えの杉山一樹投手が9回の三者連続三振で締めた。杉山投手はこれで10戦連続無失点・5戦連続セーブとなった。
中日×ヤクルト。ヤクルトは4-4で迎えた延長12回表に赤羽由紘選手が今季第1号となる2ランホームランを放って勝利した。
DeNA×阪神。阪神は先発・デュプランティエ投手が完封勝利。25イニング連続無失点で7連勝となった。
セ・リーグは阪神が首位独走状態だが江本孟紀はまだ心配なところもあるとコメント。パ・リーグは大混戦で1~3位以内でほぼゲーム差なし。江本が注目は首位の日本ハム。完投投手が多く、今シリーズは17と2位の4を大きく引き離している。江本はこれが本来であって中継ぎが入るようなピッチングはよくないと指摘した。一方で全体的に打率が低くなっており“投高打低”の傾向が目立つ。
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- 北海道日本ハムファイターズ阪神タイガース
2日の阪神×巨人。0-0の8回、阪神に2アウト1・2塁のチャンスが訪れた場面。森下がホームに突入するもキャッチャーがタッチしてアウト。しかし藤川監督がリプレイ検証を要求した。リプレイ検証は確証のある映像がない場合は審判団の判断と定められている。その場合は最初の判定通りになるのが一般的だが、今回セーフに変更された。阿部監督はこれに異議を唱えたため退場となった。巨人の監督では1974年の川上哲治監督以来51年ぶり、3人目の退場となった。
阿部監督が退場処分。江本孟紀さんは「ルール違反ですからね。しょうがない。これは喝でしょう、負けたんだから。チームを思ってああいう行動に出たのだろうけど、冷静にならないと」などとコメント。高橋尚子さんによると陸上でも結果が覆ることはあるそうで「不服がある場合30分以内に、日本国内は1~3万円の現金を審判に渡してビデオ判定などができる。覆った場合はお金が戻って来るが、覆らなかったら戻ってこない。監督は必ず現金3万円くらいはポケットに入れておく」などと説明した。
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- 阿部慎之助
陸上日本選手権・男子100mでサニブラウンは予選敗退。もう1人の優勝候補・柳田大輝はフライングで失格となった。桐生が5年ぶり3度目の優勝を果たしたが、参加標準記録突破ならず、世界陸上の内定は出なかった。男子110mHは村竹ラシッドが代表に内定済み。残り2枠を脅威の追い込みを見せた泉谷と野本が獲得した。女子5000mでは田中希実がロングスパートを見せ、圧倒する走りで大会新で優勝。代表内定。昨日は1500m予選に出場。全体トップのタイムで決勝進出を決めた。