家の新築やリフォームに関する補助金は誰でも申請できる国の補助金で、新築住宅を建てる場合最大160万円の補助を受けられる。ほかにも断熱回収や太陽光パネルの設置などを条件に省エネ家電を導入すると最大60万円。今年4月からは育休を取った際にもらえる給付金が実質手取り額の10割に値上げされるという。一方、東京都など自治体独自の支援制度がある。都内在住の70歳以上のシニアが使えるシルバーパスは年間1000円からで都営地下鉄や主要バスが乗り放題。同様の制度がある自治体はほかにも千葉・印西市や神奈川・横浜市、栃木・宇都宮市などにも。
千葉・柏市に住む30代女性が利用していたのは子育て優待カード・チーパス。18歳未満の子供がいるまたは妊婦がいる家庭にカードがもらえ、協賛店などでお得なサービスがあるという。茨城・守谷市に住む40代女性は市から児童手当が年に数回に分けてもらえる。3歳未満は年18万円、3歳から18歳までは年12万円の児童手当を受けられる。去年10月国が児童手当を大幅拡充し、所得制限が撤廃されるなど全国の市区町村でも内容が改正されている。江東区在住の30代の女性は子育て向けの支援金をフル活用しているとのこと。子どもが1歳を迎えたら商品券5万円が支給され、おむつやおしりふきなどの消耗品を支援金で購入したという。このような支援金は群馬・みなかみ町や茨城・結城市、埼玉・秩父市にもある。
公的な支援を国や自治体独自のものと組み合わせて利用することも可能。千葉県佐倉市に住む40代の夫婦の自宅は去年8月に2000万円で購入した築27年の中古住宅をリフォーム。その際佐倉市のリフォーム補助金を利用したという。その額は子育て加算も入って60万円。食洗器や給湯器は3つの国の補助金を利用。全部で8か所利用し全ての補助金額は約100万円だったという。
お金ではなく無料で受けられるサービスもあるという。板橋区に住む60代女性が利用しているのが無料の体操教室。群馬大学が開発した10の筋力トレーニングを行っていて、日常生活に必要な筋肉を鍛えることができるという。この10の筋トレを実施する団体を板橋区が支援していて、この教室の場合は無料で借りられるスペースを利用しているため会費は0円。
期限が間近に迫った補助金もあるという。葛飾区に住む夫婦は2人乗りの電動自転車の助成金の期限が3月に迫っているとのこと。葛飾区では子どもを乗せる電動自転車を買うときに5万円の助成金が受けられる。ほかの自治体でも同様の制度があるが、その多くで期限が迫っているという。東京・葛飾区・サイクルハウスしぶやには子連れで自転車を購入する客が。申請してもらった5万円でイスのカバーを購入していた。