ビジネスなまり急増の要因となった「秘密のケンミンSHOW」がスタート。出身地別に出演したタレントが地元の県民性や行事・風習を紹介するという情報バラエティ。後を追うように県民性をテーマにした番組が急増。各番組でふるさとの都道府県を背負う芸能人パネラーの需要が高まった。青森県出身の新山千春。デビュー当時は標準語を話すゼロなまりだったが、8年後突如津軽弁でなまりまくる。続いて茨城県出身の磯山さやか。茨城を感じさせないゼロなまりだったが、9年後茨城を代表するビジネスなまり芸能人に。2007年にはなまりを武器に東国原英夫が政界進出した。「どげんかせんといかん」は流行語年間大賞を受賞。なまりの価値が急上昇すると、各地域からビジネスなまりアイドルが大量発生。世は大ビジネスなまり時代を迎え、芸能界では生き残るためのなまりテクニックを披露しはじめる。我々はなまりがありそうな県なのになまり芸能人が出てこない県を発見。それは北関東のある意外な県だった。