いよいよ、いちごの季節。今回はいちごと天気の関係を探りに行ってきた。栃木・佐野市・佐野観光農園アグリタウンを取材。イチゴの生産量が56年連続で全国1位の栃木県(農林統計作況調査確報より)。生産量のうちの8割を占めるのが、「とちあいか」という品種。「とちあいか」は、果汁たっぷりで酸味が少なく甘さが際立つのが特徴。栃木でおいしいいちごができる理由について、佐野観光農園・関哲夫代表取締役は「寒暖差が重要」と語った。今から80年ほど前露地栽培で始まった栃木のイチゴ栽培だが、今ではほとんどが農業ハウスに切り替わった。ハウス内の気温を冷え込みが強まる夜は6度、昼間は30度を目安に温度調整していく。大きな気温差が甘く大きなイチゴを育てる。さらに冬晴れが続く今シーズンは、日ざしをたっぷり浴びたことで大きくておいしいイチゴができている。