スポーツ庁の「体力・運動能力調査」では全国の6~79歳までを対象に握力や上体起こしなどの体力テストが行われる。2022年度の調査では、この10年間で40代の女性の成績が、ほとんどの項目と合計点で低下傾向にあることがわかった。また40代女性で、週に1日もスポーツをしないと答えた割合は5割を超えた。専門家は「40代の女性は家事や子育ての負担が大きく、運動を行う場所も十分に整っていいない」からだとしている。内藤さんは忙しい40代の女性が簡単に運動不足を解消するためには「料理をしながらとか『ながら』でいいので、スクワットや片足立ちを10回ずつするなど、日常生活の中で運動とは捉えずに活動時間を増やす」などと話し、さらに「これぐらいなら出来るかなと言うところから始め、徐々に運動量を増やしていくことが重要」だとした。