国際部の記者が解説する。今回の総統選挙では中国との関係が争点となる。若い世代には自分たちの生活に密接に関わる身近な問題を解決してほしいという思いが強まっている。世論調査では、20-30代の有権者の間では対中政策よりも経済や格差への関心が上回っているという。1ヶ月後に選挙だ。与党の候補に対し、野党の候補2人が対峙する。まだ結果は見通せない。支持率は与党候補がリード。中国国民党の侯友宜候補が頼清徳候補に迫っている。20-30代がどのように選択するかがカギになる。前回の総統選挙では若者の投票率は70パーセントを超えた。与党側の勝利に大きく貢献した。無党派層が多い。学費の補助や、子育て支援策などをどの候補も打ち出している。今回の総統選挙、2期8年の長期政権への批判が高まっている中、与党が政権を維持するのか、野党が若者の支持を取り込むのか、注目される。