- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 伊藤海彦 副島萌生 近藤奈央
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶。
UAEのドバイで開かれているCOP28。「化石燃料」に対する文言で合意が得られず、会期の延長が決まった。COP28は世界全体の気候変動対策の進捗をはじめて評価するグローバルストックテイクがはじめて行われた。対策強化にむけ、「化石燃料の廃止」をめぐる文言をどう盛り込むかが焦点となった。議長国が発表した草案では、「削減する」という表現に留まり、欧米の先進国や島しょ国などが求めた「段階的な廃止」が言及されておらず合意に至らなかった。各国の合意を得るための文言を見出す作業が難航している。立場の違いを乗り越え、気候変動対策で協調できるか、正念場を迎えている。
現地から中継。交渉は難航している。合意に向けた新たな文書は示されていない。隔たりは化石燃料を巡る文言だ。将来的に使用ゼロとする「段階的な廃止」が言及されなかったことに大きな反発が出ている。パラオの政府関係者は、「化石燃料の段階的な廃止は絶対」と述べている。EUの委員は交渉を続ける以外の選択肢はないと述べている。化石燃料に経済を依存する産油国や、エネルギーを石炭に頼らざるを得ない新興国は、「段階的な廃止」を容認できないという立場だ。今年は世界の気温が最も高くなる。気候変動対策は待ったなしだ。ぎりぎりの交渉は続く。
東京・渋谷から全国の気象情報を伝えた。
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来年の1月15日に行われる台湾総統選。今回の選挙では主要な政党から、3人が立候補している。民主進歩党からは頼清徳副総統が立候補。野党は候補者の一本化ができなかった。国民党は新北市長の侯友宜候補、民衆党からは前台北市長の柯文哲候補が立候補。争点のひとつは、中国との関係だ。頼清徳候補は、中国からの圧力に対抗する姿勢を示しアメリカとの関係を重視している。野党の2人は、中国との対話路線を強調。侯候補は防衛力の強化と緊張緩和。柯候補は国民党は中国に従順すぎると主張。全開の総統選は、香港で激しい抗議活動が続く中、行われた。対中政策が大きな争点となった。中国に厳しい姿勢を打ち出した蔡英文総統を幅広い有権者が支持。1990年以降に教育を受け、台湾人としての意識を高める若者が主力となった。今回、若者たちは対中政策だけでなく、内政問題につよい関心を持っている。
新竹県には、いま、相次いで高層マンションが建設されている。台湾の平均年収の100倍以上の金額の部屋が売り出され、問い合わせは相次いでいる。半導体の受託生産の世界最大手のtsmcの地元だ。世界的な半導体不足を背景に、半導体産業の設備投資が加速。半導体メーカー勤務の張さんはアメリカやドイツへの留学を経て、研究開発を行っている。広さ100m2のこのマンションに引っ越してきた。張さんは今の政権が進める経済政策に満足している。中国との距離が近くなった場合今の暮らしが送れなくなるのではないかという不安もある。総統選では与党の頼清徳候補に投票する予定だ。台湾は半導体産業を中心に好景気が続く。恩恵を受けていない人たちもいる。蔡英文総統を支持した若い人たちは、暮らし向きが悪化したと感じている。経済や格差の問題を重視する傾向が高まっているという。27歳の劉さんは私立の大学を卒業、研究者だ。月収は15万円。平均的な所得だ。家賃は2万3000円、手元に残るのは5万円ほど。洗濯は共同。部屋にキッチンはない。弁当は値上がりしているという。生計を切り詰めているという。将来の経済に不安を抱えている。4年前は蔡英文総統に投票。しかし、現在の状況を変えてほしいと野党に投票する予定だという。
国際部の記者が解説する。今回の総統選挙では中国との関係が争点となる。若い世代には自分たちの生活に密接に関わる身近な問題を解決してほしいという思いが強まっている。世論調査では、20-30代の有権者の間では対中政策よりも経済や格差への関心が上回っているという。1ヶ月後に選挙だ。与党の候補に対し、野党の候補2人が対峙する。まだ結果は見通せない。支持率は与党候補がリード。中国国民党の侯友宜候補が頼清徳候補に迫っている。20-30代がどのように選択するかがカギになる。前回の総統選挙では若者の投票率は70パーセントを超えた。与党側の勝利に大きく貢献した。無党派層が多い。学費の補助や、子育て支援策などをどの候補も打ち出している。今回の総統選挙、2期8年の長期政権への批判が高まっている中、与党が政権を維持するのか、野党が若者の支持を取り込むのか、注目される。
医療機関に支払われる診療報酬の来年度の改定をめぐり、武見厚生労働大臣は今日、鈴木財務大臣と協議を開始する。厚生労働省と財務省は、医療従事者の賃上げが必要だという認識では一致している一方、人件費などに充てられる「本体」部分の扱いをめぐっては意見に隔たりがあり、調整が本格化する。医薬品の公定価格の「薬価」については、市場価格にあわせて、1パーセント程度引き下げられる見通しとなっているほか、厚生労働省と財務省のこれまでの調整では、看護補助者などの医療従事者の賃上げが必要だという認識で一致している。賃上げの財源をめぐっては意見の隔たりがあり、厚生労働省は「30年ぶりの物価・賃金の上昇局面にあり、ほかの産業並みの賃上げを実現する必要がある」として、人件費などに充てられる「本体」の引き上げを主張している。財務省は、現役世代の保険料負担を軽減する必要があるとして、「本体」は引き下げ、賃上げの原資には、全体的に経営状況が良好な診療所の利益剰余金などを充てるべきだとしていている。
アメリカのバイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、新たな軍事支援を行うことを伝えた。日本円にしておよそ290億円相当の新たな軍事支援を行うことを決定したバイデン大統領。新たな支援のための緊急予算の承認を急ぐよう、アメリカ議会に対し急ぐよう求めている。ゼレンスキー大統領は、ウクライナは徐々に支援への依存を減らし、正しい方向に進んでいるという。防空能力や、ロシアの補給路攻撃の能力強化協議をしたい考えだという。アメリカ議会では野党の共和党から、支援継続に消極的意見や緊急予算の審議を滞り、アメリカ政府は、このままでは軍事支援の予算は年内に枯渇すると見通している。ゼレンスキー大統領は連邦議会を訪れ、議員たちに支援の必要性を直接訴えた。ゼレンスキー大統領の呼びかけが緊急予算の承認につながるのかが、焦点となる。
12月13日は正月事始めだという。新年を迎える準備をする日だ。成田山新勝寺では、年末恒例のすす払いが行われている。成田山新勝寺では江戸時代からすす払いという行事が毎年行われている。朝5時からはじまった。296畳の広さ。作務衣姿の人達が手際よく作業を行う。仏具を磨くなどの作業も行う。欄間には細かい彫刻がほどこされている。これを笹の葉で落とす作業も行った。かなり重いという。成田山新勝寺の中峰さんは、今年は不安定な年だったという。来年は平穏な年になるよう祈っているとのこと。
大谷翔平の契約は10年総額7億ドルで、97%は後払いで2034年から10年間支払われる。大リーグには戦力均衡税があり来年はチーム全体で年俸2億3700万ドルが基準。仮に大谷翔平が年俸7000万ドル受け取ると総額総額を圧迫するおそれがあるという。
松山市で、制限時間10分の間に、人間とAIが4つ俳句を詠んで対決した。ルールは、相手が詠んだ句の漢字一文字以上か、連続するひらがな3文字以上を使って新しい句を作る。審査員4人が10点満点で、それぞれの句を採点する。俳句のAIは、北海道大学の研究チームが開発したもので、40万超の俳句を学習し、1億2000万の俳句を作ったという。その中から、条件にあった句を選んで対決していた。結果は、AIが1点差で人間に勝利した。北海道大学の研究チームは、俳人たちが新しい表現を追求する手段として使えるかという方向性で、開発を進めていきたいなどと話した。
東京・渋谷から外の様子を伝えた。きょうは正月事始。
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全国の気象情報を伝えた。
昨日ドジャースが正式に大谷翔平選手と契約を結んだと発表。背番号は17で、エンジェルス時代と同じ。球団の正式発表を受けて大谷選手は「ファンとドジャースそして私は100%同じ目標を分かち合っていると言えます。それはいくつものワールドシリーズの優勝パレードをロサンゼルスの街にもたらすことです」と、力強いコメントを出した。一方のエンジェルスも球団のSNSを更新し「この6シーズン本当にありがとう!彼のキャリアの新たな門出に心よりご健闘を祈っております」と感謝のメッセージを送った。
パリ近郊にあるパリ五輪の選手村には、野外に空気清浄機が設置されている。近くを幹線道路が走り、交通量が多い場所であることから、大気汚染が深刻だ。選手村が建設される地域は、大気中のPM2.5の平均値が健康に影響を及ぼすレベルになっている。空気清浄機を手掛けたベンチャー企業は、観光事業で使用している観光客向けの気球に薬剤を塗ることで、太陽光で付着したすすなどの粒子に反応が起こり、気球がきれいに保たれることを発見した。気球による実験でできた試作機は、空気が装置を通過する際、イオンを放出して、汚れた粒子に付着させ、電気を帯びた粒子を静電気で吸着して、装置内の特殊な板で汚れを回収する仕組みだ。実用化は世界初とされる野外空気清浄機。パリ市内の小学校に試験導入され、通過する空気の95%が浄化されているという。選手村には、7台設置され、1台あたり1時間に、50メートルプール60杯分の空気の浄化が期待できるという。野外空気清浄機は、フランスで特許を取得したという。会社は、オリンピックをきっかけに、装置を広めて、世界中の空気をきれいにしていきたいとしている。
番組では、ことし1年を表す写真を募集している。番組ホームページなどの投稿フォームから応募できる。東京都の視聴者からは、ことし9月に生まれた初めての子どもの写真が寄せられた。昼寝をしているところに、「かわいいね」と話しかけたら、笑顔を見せてくれた写真だという。シニア向けのスマホ講座で講師を務めている神奈川県の89歳女性は、写真とともに、きょう1日を100%生きることが大切だなどと話していたという。写真とエピソードは、27日の番組で紹介する場合がある。
為替と株の値動きを伝えた。