今、小売りの現場では、AIを活用することで接客のスピードアップや質の向上を図ろうという取り組みが進んでいる。大手眼鏡チェーンの販売店が、ことし5月に導入したのが「AI問診員」。眼鏡利用者100万人分のデータが入っている。AI問診員が6つの質問を行い、眼鏡の利用傾向を分析する。顧客の視力データと問診結果から、AIが最適だと考える眼鏡の度数を数秒で割り出す。それを顧客に試着してもらい、微調整。AIが問診を開始してから2分。以前の半分程度の時間で済むようになった。このチェーンでは、人間の店員には温かみのある接客、AIには膨大なデータの分析を担ってもらい、顧客の満足度を高めていきたいと考えている。
接客のトレーニングにAIを活用する動きもある。大手スーパーが先月導入したシステムを紹介。出勤した従業員が画面の前であいさつをすると得点が表示される。AIが口角の上がり具合や目の周りの動き、声の大きさなどを計測し採点。このスーパーでは、コロナ禍でマスク着用が広がった際に従業員の笑顔や声出しが減ったと分析、それを改善するために今回の取り組みを始めた。このシステムを日々使うことで、笑顔や発声が自然によくなっていくという。
接客のトレーニングにAIを活用する動きもある。大手スーパーが先月導入したシステムを紹介。出勤した従業員が画面の前であいさつをすると得点が表示される。AIが口角の上がり具合や目の周りの動き、声の大きさなどを計測し採点。このスーパーでは、コロナ禍でマスク着用が広がった際に従業員の笑顔や声出しが減ったと分析、それを改善するために今回の取り組みを始めた。このシステムを日々使うことで、笑顔や発声が自然によくなっていくという。