東京・神田神保町で今年3月にある建物の前に800人もの行列ができていた。錚々たる文筆家が三省堂書店神田神保町本店の開業式典に参加、ビルの老朽化による建て替え工事を経て、神保町のランドマークが4年ぶりに復活した。リニューアルのコンセプトは、歩けば世界が広がる書店。店の中央側に向かって本棚が徐々に高くなっている。これはたくさんの本の存在を立体的に感じられることができるための仕掛け。2階と3階の壁際はコの字型につらね、本に囲まれる没入感を味わえる。そこには運命の本との出会いが。一方で三省堂書店は9月4日に、年末には池袋の大型店舗を閉店すると発表。全国の書店の数は1998年の2万4000店をピークに減り始め、昨年度ははじめて10000店を割り込んだ。その背景には、インターネットの浸透により、本を読む時間や習慣が減ったこと。さらにオンライ書店や電子書籍など、本を買う方法が多用化したことも書店が減っている理由としてあげられる。7月17日に、北海道旭川駅に直結するショッピングモール。その3階に書店が開業するが、50年の歴史を持つジュンク堂書店。開店直前に売り場を見て回るのは丸善ジュンク堂書店の西川仁さん。新店舗が開業する時には全国のどこへでも駆けつけ細かく指示を出す。午前10時になり、モールがオープン。客が書店を目指してやってきた。今回大手書店の戦略のカタチを追った。
