記録的な円安水準が続いている中、今後の円相場の動向を見るうえで注目の数字が米国商務省から発表された。米国の先月のPCE(個人消費支出)の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.6%上昇した。上昇率は前の月より0.1ポイント低下し、市場予想と一致した。インフレ率の低下傾向が示された形で、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げに踏み切る時期に、どのような影響を与えるか注目される。きょうの東京外国為替市場で、一時、1ドル161円台まで値下がりした円相場。現在は1ドル160円47銭〜50銭で取り引きされている。