NY証券取引所から松谷拓弥さんに話を聞く。GDP速報値が市場予想を大幅に上回ったことでダウは上昇、特に金融や工業関連などの景気敏感株が上昇を主導した。反面、決算を発表した一部の主力株が売られ相場の重みとなったとのこと。またGDPでは約7割をしめる個人消費が全体を牽引、サービスは減速したがモノは自動車や家具などの耐久財がけん引し、個人消費の堅調さが示された。企業の設備投資は機器への投資が増え、プラス5.2%に加速。6月輸送関連を除くコア耐久財受注も市場予想を上回ったため、企業の設備投資環境が良好であることが示されている。GDPの発表では食品とエネルギーを除くコアの個人消費支出物価指数がプラス2.9%と前期から大幅に減速したことを受け、市場のソフトランディングに対する期待が高まった。26日は6月の個人消費支出物価指数の発表を控えており、堅調な経済成長を維持しながら、インフレが進行しているとの角度を高められる内容となるのか注目しているとのこと。