これまでの保険証は今月2日で発行停止となり、健康保険組合であれば来年12月1日まで、国民健康保険や後期高齢者医療制度なら有効期限まで利用可能となる。マイナンバーカードがあるが未登録の人や、マイナンバーカードがない人は、保険組合や自治体などから自動的に資格確認書が交付されるという。マイナ保険証のメリットは、薬の情報共有がされるので、おくすり手帳が不要になることや、救急搬送時にマイナ保険証を読み取るため患者の負担が軽減されることなど。しかし、今年8月~9月、全国保険医団体連合会の1万2735医療機関の約7割にあたる8929医療機関で、旧字体が「●」表示される、カードリーダーの接続不良などのトラブルが相次いだ。また、厚労省職員を装った人物から、マイナンバーカードや暗証番号などを聞き出そうとする詐欺も相次いでいる。これらの個人情報を知られると、住民票や印鑑登録証明書などが取得可能で、勝手に不動産の売買契約をされる可能性があるという。マイナンバーカードを紛失した場合は、最寄りの警察や交番に届けることなどが呼びかけられている。宮根さんは「マイナンバーカードのパスワードを忘れてしまいました」などと話した。