きょう発表されたコメ平均販売価格。7週連続で値下がりした。値下がりの背景にあると見られるのが、随意契約の割安の備蓄米だが、売り手を悩ませるのが政府が求める8月末までに売り切ること。東京・板橋のスーパーでは随意契約の備蓄米を玄米で10キロ3499円(税込み)で販売している。農林水産省は、随意契約で放出された備蓄米は8月末までに売り切るよう求めている。先月上旬から販売を始めた大手ドラッグストアの店舗では、備蓄米の入荷はまだ不安定だということでポスターを張っている。会社側は倉庫からの搬出に時間がかかっているのではとみている。三菱総合研究所の稲垣公雄研究理事は、約30万トン緊急に出すということで調製・物流 かなり時間がかかる、8月までではなく9月までとかに延ばしても消費者・流通ともにメリットがでてくるのでは、と述べていた。