去年の東京の紫外線量の月別変化を見ると7～8月は強く、6月は梅雨のためそれほどでもなかった。今年はまだ梅雨に入っていないので7～8月程度になる可能性がある。夏至になるがまだ梅雨は来ていない。22日が梅雨入りの一番遅い記録だが、それに並ぶか超える可能性もあるという。普段であれば太陽が真上にあっても梅雨なので雲に覆われ、地上近くで細かい塵などが浮いているため紫外線が届きにくいが、昨日雨が降った影響で塵やホコリを洗い流してしまい、今日は強い紫外線が降り注いでいる。朝や夕方は太陽が真横に来るため、目から入る紫外線に注意が必要。強い紫外線は、充血や角膜炎などの急性障害を起こす。長く浴び続けると、目の水晶体が白く濁り見えにくくなったり、白内障のリスクが高まる。さらに目から入った紫外線によって脳が刺激を受け「メラニンを作れ」という指令が出て、体が日焼けをしてしまうという。そのためサングラスが有用になるが、一方で色が濃すぎるサングラスをかけると瞳孔が開いてしまい、むしろ紫外線を多く取り込んでしまい、逆効果になる可能性があるそう。特に子どもには色が薄いサングラスがいいという。