タレント・関根勤さんからのリクエストは1983年4月から1年間放送された連続テレビ小説「おしん」。原作・脚本は橋田壽賀子さん。明治から昭和を生きた女性の一代記。関根さんお気に入りのシーンを紹介。関根さんは「1983年は結婚したてで麻里が84年に生まれる。麻里が生まれてからは自分は頑張って、おしんのように奉公に出さないように頑張ろうっていう。日本の昔の男は愛情表現が下手くそ。最終的には『おしん!おしん!』って。伊東四朗さんに『伊東さん、俺あのシーンで泣いたんですよ』って言ったら、『別撮りだったのよ』って。日本はこういう時代を経て今があるんだから、ぜいたく言うなよっていうのを押し出したすばらしいドラマ。天狗にならず調子こかずに、心にいつも『おしん』をともしながら生きたいと思う」と語った。米1俵と引き換えに奉公に出るということで、NHKに「おしんを帰してくれ」とお米が送られてきたという。「おしん」の全話がNHKオンデマンドで配信中。
