ノーベル賞のパロディとしてユニークな研究に贈られるイグ・ノーベル賞。先週は日本の研究グループが生物学賞を受賞している。寄せられた声を紹介。「科学立国をうたいながら、むしろ実現からは遠ざかっているこの国にはこの『ユーモア』こそ必要とされている」など。ignoble=不名誉な 恥ずべき。“人々を笑わせ 考えさせる”というのをコンセプトに1991年に創設された。立ち上げたのはマーク・エイブラハムズ。去年、NHKの取材に「肝心なのは世界中の誰もがその話を聞いた瞬間に笑いだすことです」などと話している。選考の対象になる研究は世界中から日々寄せられる推薦の中から選ばれる。今では年間約1万件もの推薦が届くという。日本はイグ・ノーベル賞の常連でもある。日本の研究者の受賞は19年連続。田辺幹夫記者が「もともとの研究論文に目を通してみたら結構真面目な研究なんですね」などと話した。過去にはイグ・ノーベル賞を受賞した研究者らが後にノーベル賞を受賞したケースもある。イグ・ノーベル賞のもう一つの特徴は、ユニークな発表方法。今年の授賞式の映像を紹介。シマウマが体のしま模様によって血を吸うハエからの攻撃を防いでいるとする研究結果に注目した。しま模様を描いた牛は何も描かない牛に比べて足や胴体に付いたハエの数が半分以上減ったという。田辺記者が「今の科学に対する一般の人の理解を広げる大切な役割を果たしていると思う」などと話した。番組では来月、世界的な科学雑誌「サイエンス」を発行するアメリカの団体のトップに直接話を聞く予定。
