新年度予算案をめぐる審議。傍聴席には全国がん患者団体連合会・轟浩美理事の姿も。9年前、夫を胃がんで亡くす。議論となっていたのはその夫も利用していた「高額療養費制度」をめぐる問題。立憲民主党・岡本衆院議員は「高額療養費の上限を引き上げないと制度はもたないというのはおかしいと思う」などと述べた。高額治療費の自己負担額を抑える「高額療養費制度」。政府は現役世代の保険料負担軽減を理由に上限を今年8月から段階的に引き上げる方針。受診控えにつながるとの声も。轟理事は「命のために一旦立ち止まって丁寧な審議をしてほしい」などと述べた。政府は直近12か月以内の4回目利用から負担軽減される仕組みについては対象者の自己負担額を引き上げない修正案を患者団体に提示。轟理事は「意味がやはり伝わっていない。重みが伝わっていない」などと述べた。立憲民主党・野田代表は「命かかっている。命を縮める。戦闘モードにはいる、ここは」。上限引き上げ凍結などを盛り込んだ修正案を作成。政府に方針の撤回を要求。きょう立憲は修正案をめぐり与党と協議も議論は平行線。立憲・重徳政調会長は「凍結するというのは私たちとしてはマストである」などと述べた。
URL: http://zenganren.jp/