きょう自民党の小野寺政調会長が備蓄米の倉庫を視察した。そこで、備蓄米の放出後、原則1年以内に買い戻す要件について、政府の方針として撤廃となるとした。要件緩和でコメ流通の促進に期待感を示した。そんな中、JA全中の山野徹会長は「コメ価格は高くない」と発言。販売価格が生産コストを賄えないほど低水準だったと指摘した。今週、スーパーで販売されるコメの平均価格は前の週より19円低い4214円で18週ぶりの値下げとなったが、前年同期と比べ約2倍となっている。山野会長の「コメ価格は高くない」発言について、加瀬園芸の加瀬さんはコストに見合った適正な価格を求めている、消費者からは高いと思われるが昔のようにコメが安いとなると農家の収益はマイナスぐらいなので値段は上がっていただきたいとういのはあると話した。コメ価格が高止まりしているが、農家は経済的に潤ってはいないという。宇都宮大学の松平助教はコメの供給と生産、流通を正常化させることが重要だという。