新潟県によると、県内の水稲うるち米の投球比率は、夏の暑さと水不足の影響により、先月末時点で1等米15%・2等米49%・3等米34%となり、1等米の比率が平年より大幅に下がっている。県が農家の手取り額を試算したところ、県全体で平年比約84億円(約8%)の減収になるとの結果が。作柄は平年並みと仮定した上で、1等米の比率が平年並みの80%の場合と今年の等級比率の2ケースについて、「JA全農にいがた」が示した仮渡し金を基に計算したという。新潟県がこうした試算を行うのは初で、次期作を前向きに取り組んでもらえるよう必要な対策を考えたいとしている。