小野寺選手の母校は東北高等学校で、ダルビッシュ有や羽生結弦ら名だたるアスリートを輩出していて、バレーボール部の歴代トロフィーが多数並ぶ様子も見られている。教室へと足を運ぶとロッカーは当時のままではないかと振り返った。後方の席ばかりだったといい、高2の時点で2mを超える身長だったという。高校からバレーを始めてわずか4年で日本代表に選出されたが、中学時代は野球部で嫌々ながら親に勧められてバレーの県選抜に応募させられると選抜に合格する形となった。しかし、初の挫折は高校3年のときで、10年連続で春高バレーに出場してきた中、自身の世代は春高バレーに出場することさえできなかったが、当時について小野寺選手は春高に出れていたら日本代表になれていなかったのではないかと振り返った。