- 出演者
- 佐久間みなみ 松崎涼佳
オープニング映像。
2023年スポーツ界の記憶に残る名場面を振り返り、貴重な裏側を大公開する。さらに、世界を相手にしたアスリートと思い出の地へ行き、活躍の裏側にあった意外な素顔が語られる。
年明けの箱根駅伝で主役になったのは駒澤大学、19年ぶりに往路を制すると復路でもトップを譲らず、2年ぶり8回目の総合優勝し、史上5校目の大学駅伝三冠を達成した。NBAではレイカーズに移籍した八村塁選手がレブロン・ジェームズ選手からパスを受け、鮮やかにシュートを決めた。ファイナルは逃したが、来年の活躍に期待が高まる。卓球界で活躍をみせた早田ひな選手は全日本選手権女子シングルス決勝では先制を許してしまったが、強力なドライブで反撃して逆転優勝。女子史上4人目の三冠達成となった。
30周年を迎えたJリーグが開幕し、香川真司選手がリーグ戦全試合出場するなどサッカー界を沸かせた。
パラスポーツ界のレジェンド、車いすテニスの国枝慎吾さんが国民栄誉賞を受賞した。国枝さんは5大会連続でパラリンピックに出場し、4つの金メダルを獲得した。また、四大大会では通算50回の優勝を果たし、今年1月に引退を発表した。ゴルフ界では、山内日菜子選手はQTランキングで181位だったが、この日はアプローチが冴えて史上最大の下剋上優勝を果たした。フィギュアスケートの世界選手権では坂本花織選手がショートプログラムを首位で終え、フリーの後半で3回転フリップが1回転になったが、スピンとステップはレベル4を獲得し、日本勢初の連覇を達成した。
今年、大盛りあがりしたといえばワールドベースボールクラシック。大谷翔平選手をはじめダルビッシュ有選手など日本のトッププレーヤーが集結し、史上最強の侍ジャパンと呼ばれた。迎えた開幕戦、ピッチャーで出場した大谷選手は4回無失点の好投を見せ、打者としては2安打2打点の活躍でチームを勢いづけた。そして、牧選手が今大会初ホームランを打ち、初戦を勝利で飾ってその後1次ラウンドを全勝で突破した。準決勝のメキシコ戦で、先発の佐々木選手が序盤に3失点し苦しい展開になるが、7回で大谷選手のフォアボールなどでチャンスを作り、吉田選手が同点3ランホームランを放った。その後、1点を勝ち越されたが9回に大谷選手がツーベースヒットを打つと、村上選手がタイムリーツーベースを打ち、侍ジャパンは決勝進出を決めた。勢いに乗った侍ジャパンは決勝のアメリカ戦の2回、村上選手のホームランで同点に追いつく。4回には岡本選手のホームランで貴重な追加点を獲得し、8回でダルビッシュ選手が登板し逃げ切りを図る。1点リードの9回で大谷選手が登板、空振り三振を取って3大会ぶり3回目の頂点に立ち、大谷選手がMVPを獲得した。
アスリートの思い出後を巡礼し当時の話を伺いながらルーツを探る。1人目のアスリートとの待ち合わせ場所は「おっけい別館 南大沢ホルモン」で店内で待っていたのは牧秀悟選手だった。
「ワイドナショー 年末SP」の番組宣伝。
「人志松本の酒のツマミになる話」の番組宣伝。
1人目のアスリートはWBCで大活躍した牧秀悟選手。牧選手は打点王と最多安打を獲得した横浜DeNAベイスターズの若き主砲。牧選手は初ロケであると話した。「おっけい別館 南大沢ホルモン」は中央大学に入学してから4年間何度も足を運んだお店で先輩に連れられて来たのが始めで同級生や後輩ともやってきたと話し、よく食べていた「デカタン」と「厚切り上タン」、白米を食べた。中央時代の牧選手について当時を知る店主は明るくテレビの向こうでも変わらない印象。チャンスに強くてここで打って欲しい時に打つ選手だったと話す。WBCについてチーム一つになった要因を聞かれると一つはダルビッシュ有選手の存在であると話す。そんな侍ジャパンは中日ドラゴンズとの強化試合で2-7で敗北していて、練習試合とはいえ不安になったと牧選手は話す。またレッドらは世界一になったとき侍ジャパンに唯一勝ったのは中日だったことから中日が世界一ではとネットがざわついたと明かした。そして大谷翔平選手については見たこともないバッティング練習だったなど話した。
牧秀悟選手が選ぶWBCの名シーンBEST3を発表。第3位「源田さんの姿」。源田選手は1次ラウンドの韓国戦で二塁牽制に帰塁した際右手小指を骨折しており、ありえないくらいの角度に曲がっていたが源田選手は「出させてくれ!いけるいける」と言っていたと話す。第2位「吉田さん準決勝スリーラン」。WBC準決勝、7回裏、3-0でメキシコがリードしていたが吉田正尚選手が同点3ランを放ち同点となった。当時の状況ついてファールぐらいに見えみんな「あ…」となったなど話した。
牧秀悟が最も印象に残ったシーンは大谷がトラウトを打ち取って優勝を勝ち取ったシーンだと振り返った。一番最後という場面でトラウトを迎えたシーンにアニメや漫画を見ているような気分になったという。
牧選手ゆかりの地・中央大学へ。巨人・阿部慎之助やロッテ・澤村拓一らを輩出した大学であり、牧選手は日米大学野球の日本代表に選出されるなど期待される存在となっていった。清水監督と矢内トレーナーへ話を伺うと、清水監督は1年のときはそこまで大きくなかったが次第に大きくなっていった・中心選手になって欲しいので怒っていたと振り返り、矢内トレーナーは切り替えが早くて明るくしてくれる存在だと振り返った。牧選手はかつてショートだったが、清水監督はセカンドへとコンバートしていて、これについては編成を考えてより生きる編成をめざすためだったという。
牧秀悟選手行きつけは中央大学のアスリート縁の地である八王子・堀之内のらーめん にんにくやだという。深夜2時30分まで営業しているのが特徴で、3・4年ぶりに来たと振り返った。牧選手もサインを贈っていて、オーナーの関さんはさん付けじゃないと振り返ると、吉田さんは打点王の「点」の字が5つの点を持っているとフォローしていた。牧選手はゴールデン・グラブ賞も来年は取ってみたいと話していた。そして、出来上がったラーメンは油が特徴的な一杯となっている。食レポを求められた牧選手は細麺だけどスルッと入って何杯でもいけるおいしさと振り返っている。中央大学では澤村拓一ら部活の先輩がお金をおいて後輩たちに楽しませることがあったのだという。
MLB・エンゼルスの大谷翔平はアスレチックス戦で第1号HRを放ちホームラン王への道を歩み続けることとなる。
日本球界ではロッテの佐々木朗希がオリックス戦で大谷翔平と並ぶ165kmの速球を魅せた。
2023世界柔道選手権ドーハ大会では阿部一二三・詩兄妹が出場。詩は全て一本勝ちで4度目の世界柔道制覇となると、兄・一二三は丸山城志郎との闘いが延長にもつれる中、指導によって勝利する形となり、兄妹揃っての金メダルであり、3度目の兄妹同時優勝となっていて、パリ五輪での活躍にも期待がかかる。
サッカー キリンチャレンジカップ2023で日本代表がエルサルバドルと対戦。6-0でカタールW杯以降初勝利を奪うと、9月にはドイツに4-1、トルコに4-2で勝利するなど8試合で34ゴールという快進撃を見せている。
7月25日、井上尚弥がスーパーバンタム級に転向後初の試合にして2団体のベルトを賭けたタイトルマッチに挑戦。階級を上げてパワーアップした井上は8回にダウンを奪うとすぐさま猛攻を仕掛け8回TKO勝ち。日本人史上2人目の4階級制覇を成し遂げた。7月28日、エンゼルスはタイガースとのダブルヘッダー。1試合目に投手で先発した大谷翔平はMLB初の完封勝利。45分後に行われた2試合目では大谷がDHで先発出場すると2打席連続でホームランを放つ大立ち回り。現地メディアも「野球史上 最高の1日」と称したそう。
8月23日、夏の甲子園決勝は連覇を狙う仙台育英と107年ぶりの甲子園優勝を狙う慶応が対戦。まずは慶応・丸田の先頭打者ホームランで先制。5回には打者一巡の猛攻で一挙5得点をあげるなど打線が爆発。8-2で仙台育英を破り実に107年ぶり史上最長ブランクという歴史的優勝となった。8月26日、陸上世界選手権2023 ブダペスト。北口榛花が女子やり投げで金メダル。日本の女子選手がフィールド種目で金メダル獲得という史上初の快挙を達成。8月25日から開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023。エースの渡邊雄太は並々ならぬ思いで臨んでいた。45年ぶりの出場となった東京五輪で3戦全敗。世界の壁に跳ね返された2年前のリベンジへ。渡邊は退路を断ち背水の思いで臨んでいた。そんな渡邊の思いに応えるように選手たちが躍動。2戦目のフィンランド戦では2月に日本国籍を取得したジョシュ・ホーキンソンがチーム最多得点&最多リバウンドの活躍を見せると、チーム最年少の河村勇輝がスピードを生かしたドライブで敵陣が切り裂く。そして最大18得点差を跳ね返す大逆転勝利。ワールドカップでヨーロッパ勢から初勝利という歴史的快挙となった。続いて勝てばパリ五輪に大きく近付くベネズエラ戦。しかし、最大15点差をつけられる苦しい展開に。そんな日本の窮地を救ったのはチーム最年長の比江島慎。6本の3ポイントを含むチーム最多23得点。再び奇跡の大逆転劇を演じてみせた。続くカーボベルデにも勝利し世界から3勝をあげた日本。今大会はアジア勢の最上位に入りパリ五輪切符獲得。自力での五輪出場権獲得は48年ぶり。