大東文化大学はここ5年で2位になること7回とシルバーコレクターとして定着したが大型新人が打ち破る。サラ・ワンジル選手はチーム初のケニアからの留学生。日本インカレの10000mでトップランナーたちを相手にいきなりの優勝。全日本大学女子駅伝でもエース区間の5区で区間賞と大活躍。トップ名城大学との差を1人で1分近く縮めてみせた。いつも真剣なワンジル選手の日本語の授業に潜入すると勉強中の漢字がびっしり。授業で習った日本語はアレンジして使うのがワンジルスタイルのようだ。人生2回目の習字にも挑戦した。笑顔を絶やさず、常に全力疾走。それが大東文化大学を初優勝に導くラストピース。