きょう那覇空港発の全日空便の機内で、飛行中に乗客のモバイルバッテリーから煙があがった。当時の機内の様子が乗客の取材から見えてきた。きょう午後1時すぎ、羽田空港に着陸した全日空機。乗客らが緊迫した機内の様子を語った。異変が起きたのは那覇空港発羽田行のボーイング787型機。午前11時頃、問題なく那覇空港を離陸した。しかし国土交通省によると離陸直後、管制に「機内で煙が発生した」との連絡が入った。全日空によると、煙は乗客のモバイルバッテリーから発生。隣の乗客が持っていた水で消し止めたという。安全が確認され、予定通り運航を続けた全日空機。すぐに機内アナウンスもあり、乗客らは落ち着いていたという。今回、ルールに従って座席の下に置かれた手荷物の中にあったというモバイルバッテリー。乗客・乗員計350人にケガはなかった。増加しているモバイルバッテリーからの発火や発煙。リチウムイオン電池を使った製品が火元となった火災は、ここ数年で急増していて、東京消防庁管内では、6月までの半年間で今年は143件と過去最多となっている。今年7月にはJR山手線の車内でモバイルバッテリーが発火。8月には走行中の上越新幹線の車内で煙が上がった。今年1月に韓国で旅客機が炎上した事故でも、モバイルバッテリーが火元となった可能性が指摘されている。この事故をきっかけに日本の航空会社では、機内へモバイルバッテリーを持ち込む際は、座席の上の収納棚に入れず、充電は常に状態が確認できる場所で行うとルールを厳格化。今回は充電していたかはわかっていないが、専門家は機内での充電はやめてほしいとした上で、「リチウム自体は満充電の状態は多少危険性があるので、できれば少し使ったような状態で持ち込んでいただくのが一番いい」と話す。東京消防庁は、モバイルバッテリーから火や煙が出た場合は、大量の水や消火器で消火してほしいとしている。
