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「八大」 のテレビ露出情報

八大は昭和17年創業の老舗物流会社。岩田亨也社長は就任から温度管理ができる車両を積極的に導入し、現在では食品の輸送が約7割を占めている。今、力を入れているのは物流DX。業務内容のデジタルデータ化が欠かせないため、取り入れたのはトラックの運転状況をリアルタイムで取得するデジタルタコグラフ。加速やブレーキ操作、走っているコースなどのデータを営業所がデジタルデータとして把握できる。事務作業の煩雑さも大きな課題だった。常時5人の担当者が受注・配車・請求・労務管理などの事務作業を担当し、様々な書類を紙やパソコンでバラバラに管理していた。導入したのは一括で管理するシステム「ロジックス」。ドライバーのシフト・受注情報や配車計画・燃料コスト・収益などを、デジタルデータとして一元管理・活用できるようになった。システムを開発したアセンド。日下瑞貴CEOは、コンサルティング会社で物流業界のDXなどに携わり4年前に起業した。目標は運賃を改善してドライバーの収入の原資を確保すること。データ化の先に目指すのが荷主との交渉力の向上。ドライバーやコースごとに売り上げやコストを正確に把握することで、荷主と対等な立場で価格交渉できるようになるという。実際に、荷主との関係は変わり始めている。車両ごとの売り上げと稼働状況を見ると、採算が低い案件はデータ分析して採算取引から撤退。また、売り上げが高くても長時間労働だった採算が取れている案件も見直した。ロジックスの利用料は月10万円(車両50台以下)~で、約100社が利用している。今後目指しているのはダイナミックプライシングの導入だという。需要と供給に応じて価格を変動させる仕組み。日下瑞貴CEOは「提案型の運送会社になるため、時間をずらしたり運賃を変動させたりできる仕組みを目指している。」とコメント。続いて向かったホーコーはトイレットペーパーなどの紙製品や日配品を運送している。卸売業者から集めた商品を営業所で仕分けスーパーやドラッグストアへ運ぶという。西影篤範代表取締役は、紙製品の配送について「手積み、手降ろしが敬遠される。」とコメント。荷物の種類や量がまちまちで、配送するタイミングも店によってさまざま。1台のトラックにより多くの荷物を載せ、なおかつ最短のルートを選ぶ必要がある。事務所では配車が行われている。多い日で1日800件の受注に、80台のトラックを割り当てる。かつてはエクセルで8時間以上かけていた作業。担当は片山孝義所長。2年前にシステムを導入すると、およそ2分で配車が完了した。平太郎のへぇ~「配車マンの思考をAIが学習し効率アップ」。ログポーステクノロジーズ・羽室行光CEOは「数学的アプローチでは桁が多く計算しきれない。人間ならこう考えるというのをプログラミング。」とする。配車の自動化は計算が複雑でこれまで実用化されている多くは1台の車がどの経路をたどるかを導くものだった。そこで、羽室さんは配車マンの思考をAIが学習する手法に注目。羽室さんの父・羽室行信氏が参画して完成した。現在、数十社が導入。羽室さんが目指すのは、このシステムを共同配送につなげて運送会社の利益を向上させること。羽室行光CEOは「隙間に対して一緒のコースで運ぶ荷主をマッチ。運送会社の利益率を上げる。」とコメント。2024年問題をきっかけに進む物流のDX。技術の進歩によって大手だけでなく中小の運送会社でも取り組みの成果が見え始めている。

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