フードバンク北九州 ライフアゲインの袋野茉経未さんは、カップラーメンだったりレトルト品とか寄付がすごい多かったんですけど、物価も上がって皆さん生活も大変苦しくなっている状況で寄付も減っている、この2年ぐらいで急激に実感しているという。北九州・八幡東区のフードバンクは企業や個人から寄付された食料品を経済的に困窮する家庭に提供している。特に、コメは寄付では賄えなくなり、補助金等で購入している。しかし高値のため一度に提供できる量も減っている。北九州市に住む50代の女性は、おととし夫が難病を患い家庭の収入がゼロになった。小学生の娘と3人の生活は厳しくなった。女性は「主人と娘にはきちんと食べさせて自分は1品2品減らす 残ったら食べるねというのは正直している」と語る。現在、障害年金や手当などの支給で月の手取りは19万円。物価高に加え夫の治療費などがかさみ、去年からフードバンクの支援を受けている。受け取った米や野菜などは10日ほどで使い切る量。このフードバンクに支援を求める登録世帯は昨年度約2200世帯。うち470世帯が昨年度の新規登録。袋野茉経未さんは「生活困窮者支援として制度の見直しをしてもらわないと子どもが食べることを我慢する社会は先が見えない」などと語っていた。