超高強度の鉄筋を開発するきっかけは高層マンションの設計事務所からの依頼だった。柱のスリム化を実現し快適さを向上させた。1939年に足立区で創業した東京鉄鋼。吉原貞敏が品質の高い鋳物製品の製造を目的に始めた。戦争による鉄鋼需要の高まりで事業が発展。戦後は自動車部品の生産で成長した。しかし1960年代に自動車メーカーの再編により取引が停止され、1969年に鉄筋の製造を開始した。1983年にネジ鉄筋を発売し会社は再起を果たす。八戸工場ではテレビ・エアコンなどの大型家電やパソコンなど小型家電を分解し分別。炭化炉でカーボンに加工し鉄筋の原料として使われる。厳格な管理が必要な医療廃棄物の処理も手掛けている。村上リポーターは「鉄筋が日本建築、私たちの生活を支えていると深く実感した」などと振り返った。
