岸田総理大臣はあす行う予定の内閣改造と自民党役員人事に向けて、小渕優子元経済産業相を党の選挙対策委員長に抜擢するなど人事の最終調整を加速させている。小渕氏の起用で刷新感や女性登用を演出したい狙いだが、自民党内からは「茂木幹事長はかなり嫌がるだろう」という、同じ茂木派の小渕氏の起用は茂木氏へのけん制だとの声も上がっている。一方、内閣改造では松野官房長官を続投させる方向で調整している他、萩生田政調会長については留任も含め要職で調整するなど、政権の骨格を維持する見込みだ。
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