- 出演者
- 船木正人 押尾駿吾 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像と挨拶。
千葉県八街市で下校中の小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故からきょうで3年。事故現場では犠牲となった子どもたちを悼んだ。小雨が降る中、花を手向ける人の姿が見られた。八街市役所では事故が起きた午後3時20分過ぎに職員らが黙とうした。
八街市の事故をきっかけに子どもたち自身の意識を変えることで事故の防止につなげようという動きが広がっている。専門家のアドバイスを受けSPSセーフティプロモーションスクールという認証を得て進めるもので八街市の事故の被害児童が通っていた小学校もこの取り組みを進めている。神奈川県平塚市の土屋小学校で行われている安全を学ぶ授業は週に1回行われている。この日のテーマは「交通安全」。子どもたち自身が事故に遭わないためにどうしたらいいかを考え意見を出し合っている。子どもたちのアイデアで作られたのが廊下を安全に歩くための表示。右側通行を示す矢印や曲がり角には止まれの文字。授業を始めて3年が経つが、通学路の安全に対する子どもたちの意識は確実に向上しているという。5年生の武重ここみは毎日の集団登校では下級生9人を見守る立場だ。広がって歩き車道に近づくことがないように積極的に声をかけるようになった。一方、通学路に潜んでいる危険を見つけられるようになった児童もいる。5年生の戸田沢歩睦は丁字路に信号がなく、横断歩道も薄くなっている。その先にある交差点は高速道路のインターチェンジにつながっていて登下校の時間帯は特に交通量が多くなる。信号を無視したりスピードを落とさずに曲がってきたりする車がいて、その危険性を意識するようになった。友人や下級生にも気をつけてほしいと地図に示し校内に掲示。学校内での取り組みが通学路での注意力を高めさらにほかの児童の安全を守る意識にもつながっている。
子どもの安全対策に詳しい専門家も子どもたち自身の気付きを大切にすることが安全への意識を高めることにつながっていると分析している。大阪教育大学の藤田大輔教授は「大人がこれをしたらだめと禁止をするとか、けがをするなどと脅すような従来の安全教育ではなく、土屋小学校のように子どもたちみずからが考え校内の危険を取り除いていくことが通学路の危険への気付きにも広がっていく」と話していた。また、そもそもは事故を起こさないように安全に運転するのは大人の責任。子どもたちがいくら意識を高め安全対策に取り組んでもそれだけでは意味がない。本来、私たち運転手側が気をつけ子どもたちの安全を守るべきだということを忘れてはいけない。
来月7日の東京都知事選挙まで、あと9日。その都知事選挙と同じ日に投票が行われる都議会議員の補欠選挙がきょう告示された。補欠選挙が行われるのはこちらの9つの選挙区でいずれも欠員は1人。国政の与野党が対決する構図の選挙区もあり結果は今後の衆議院選挙などに向けた各党の戦略に影響を与えることも予想される。各選挙区で立候補した方々を届け出順に紹介した。都議会は現在、最大会派が自民党で27議席、次いで都民ファーストの会が25議席、公明党が23議席、共産党が19議席、立憲民主党が15議席などとなっていて選挙結果によっては都議会第一党が変わる可能性がある。投票は都知事選挙と同じ来月7日に行われ即日開票される。
埼玉県羽生市は江戸時代には利根川の対岸、群馬とを結ぶ交通の要として栄えてきた。懐かしい風景が今も残っているという。今回、昭和が大好きなムード歌謡の歌手、タレントのタブレット純が羽生市のレトロスポットを訪ねた。歩いていると早速、気になるものを見つけた。街なかに埋もれてしまいそうなリフォーム専門店の看板に注目。続いて訪れたのは倉庫ではなく博物館。この施設のキヨチ館長は白衣を着て現れた。ここは昭和45年生まれの館長が見てきた懐かしいものが展示されている。貴重なおもちゃはもちろん、当時一世をふうびした人形やSF児童書、昭和に活躍した漫画家の作品なども所狭しと並んでいる。この博物館、入館時に注意事項に同意して見学後に自分で決めた金額を寄付する仕組みになっている。さらに奥には昔懐かしのゲーム機がずらり。今回は特別にゲーム機で遊ばせていただいた。
レトログッズで懐かしんだあとは、パブスナックへ。昭和の雰囲気に満ちあふれる店内にはたくさんの常連が集まってくれていた。ムード歌謡の貴公子、純はここでも大人気。店は昭和生まれの岡戸弘美さんと由美さんが切り盛りをしている。レトロな雰囲気がいいと映画の撮影にもたびたび使われている地元でも人気のお店で、母が開業した店を姉妹で受け継いだという。ステージでカラオケが楽しめるこのお店。タブレット純は去年のNHK、ラジオ深夜便のうたにも選ばれた「銀河に抱かれて」を歌い92点を獲得して見事、メダルを獲得した。昭和の薫りが残る羽生市、昭和レトロなものや場所だけではなく多くの人たちにも触れ合うことができた。
イルカショーで盛り上がる神奈川県にある新江ノ島水族館はクラゲやペンギンなどおよそ660種、2万4200もの生き物が飼育されている。プールの横でショーを見守るこちらの女性が今回のスター。動物たちの命と健康を守る看護師、矢作茉奈は日本の水族館では10人ほどしかいない「愛玩動物看護師」だ。彼女は獣医師の指示のもと動物の健康チェックや治療の補助などを行うこの水族館で唯一の看護師だ。朝8時、矢作の仕事はイルカの健康チェックから始まる。口の中に異物はないかとか体全体に傷はないか確認。続いてオットセイ。1か月後に健康診断を予定しているため、この日は採血の注射の練習。暴れないようにスキンシップを繰り返して信頼関係を築いていく。小さいときから大の動物好きだった矢作は動物と関わる仕事に就きたいと考え、水族館の看護師になろうと決めたのは大学生のときだった。この水族館でイルカ飼育の研修を受け、体調を崩さないよう献身的に世話をするスタッフを目の当たりにした。矢作が今気にかけている動物がいる。4月に生まれたゴマフアザラシ。生まれたばかりの動物を担当するのは初めてで、アザラシの出産もこの水族館では初のこと。彼女は生まれる前からその健康を見守ってきた。見た目も変わって成長してきた赤ちゃんだが、いつ急に体調を崩すか予測がつかない。餌や飼育環境など細かいことに気遣いながら時間があるかぎり寄り添う管理を続けている。彼女が担当していたアザラシの赤ちゃんなのだが大人のアザラシとも一緒に泳げるようになったということだそうで現在、その姿が公開されている。
東松山市役所から中継。6月30日の日曜日に放送される「首都圏いちオシ!笑ったび」を紹介。5月から東武東上線沿線を大特集し、この番組が特集の最後となる。番組に出演する漫才コンビの「三拍子」がネタを披露した。
今日は大気不安定となっている関東の雨の最新情報などについてお伝えした。