政治資金規正法の改正を巡り自民党はパーティー券の購入者を公開する基準額などで公明党と折り合えなかったことからあすにも単独で法案を提出する方針。提出後に与野党による協議を行い、できるだけ多くの党の合意を得て、今の国会での成立を目指す考え。政治資金規正法の改正を巡り、自民党はパーティー券の購入者を公開する基準額などについて公明党と折り合えなかったことから党として法案を作成し、きのう、実務者による協議で公明党に示した。法案では、パーティー券の購入者を公開する基準額について現在の「20万円を超える」から「10万円を超える」に引き下げるとしている。基準額を「5万円を超える」とするよう求めている公明党との溝は埋まっておらず、自民党はきょうから党内の手続きに入り、あすにも単独で国会に法案を提出する方針。そして法案の提出後に政治改革を議論する特別委員会で与野党による協議を行い、できるだけ多くの党の合意を得て、今の国会での成立を目指す考え。一方、公明党は、与野党の協議で党の考えを主張することにしている。立憲民主党は国民民主党と法案の共同提出に向けた調整を急ぎ、みずからの案の実現を迫る構え。