NHK政治部・宮里拓哉の解説。与野党の勝敗ラインは過半数の議席確保。自民党が収支報告書に不記載があった一部の前議員を公認しない対応をとる中での見通しについて。与党として目安となるのは47議席で、減らすと過半数割れに。石破首相は「非公認の人が当選すれば追加公認もあり得る」という考えを示している。ある自民党・幹部は「当選後の対応は選挙が終わってからだ」と話していて、議席の獲得状況も見ながら判断するとみられる。一方、野党側は候補者の一本化が焦点だが、大きな進展は見られない。複数の野党候補が争う可能性のある選挙区は全体の約9割に上る見通しで、立憲民主党・幹部の1人は「党として200人を超える候補を擁立する中で、ほかの野党も100〜200人規模の候補を擁立していて、調整は難しかった」と話している。