自民・公明両党の幹事長らは、7年ぶりとなる中国共産党との政党間交流などを行うため、きのうから北京を訪問している。自民党の森山幹事長や公明党の西田幹事長ら与党の訪中団12人はきのう、北京を訪問し、清華大学を視察した後現地時間の夕方には中国共産党の李書磊中央宣伝部長と会談した。会談冒頭で李中央宣伝部長は「現在、国際情勢と地域情勢は流動的になっていて、日中関係は改善と発展に向けた重要な時期にある」と述べ、今回の訪中をきっかけに理解と相互信頼を増進させることを訴えた。これに対し、森山幹事長は「目に見える形で協力・連携を具体化し、日中関係が発展してきてよかったと国民が実感できるように、共に努力をしたい」と応じた。森山幹事長らは、きょうは王毅外相や中国共産党序列4位の王滬寧常務委員らと会談する方向で、最終調整が行われている。