財政委員会の課題について、財政委員員会理事の北口つよし(公明党)は「東京都の財政は令和5年度の決算で歳入が約8兆9000億円、歳出が約8兆3500億円。基金残高いわゆる貯金は令和5年度末で約2兆6000億円となった。また都が採用している複式簿記式の公会計制度の各種財務帳票を見ても、東京都の財政は健全であると考えらえる。その一方で、進行するこの少子高齢社会への対応や災害対策、医療・介護・福祉、気候変動対策、国際競争力の強化など、都は膨大な財政需要に対応していかなければならない。更にこの長期化する物価の高騰が、都民生活や東京の経済に深刻な影響を及ぼしている。堅実な財政運営に努めつつもこうした目の前の危機に対する施策を機動的に対応していかなければならない。こうした収支のバランスを議論しながら、都民を守るための施策を前へ進めるのが財政委員会の役割だと自覚をする」と話した。