ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、アメリカ議会で上院議員との会合に出席した他、下院の議会指導部と面会し、支援継続を訴えた。アメリカのウクライナ支援予算は年末までに枯渇する見通しで、バイデン政権が議会に追加予算案の承認を求めているが、共和党の一部がメキシコからの不法移民などへの対策に予算を回すべきだと主張し、予算案可決の見通しは立っていない。共和党のジョンソン下院議長は、ゼレンスキー氏との会談後もウクライナ支援予算の使い道の監督や、国境対策の強化が必要だと強調し、追加予算案の承認に慎重な姿勢を崩さなかった。