トランプ氏が正式に大統領候補に指名された共和党大会。会場の外で見つけたのは、トランプ前大統領が銃撃をされた直後の写真が印刷されているTシャツ。書かれていた言葉は「弾丸ですらわれわれを止められない」。演説中に銃撃を受けながらも、致命傷を免れたトランプ氏。一部の支持者から神格化されつつある。Xに投稿されたのは、イエスキリストがトランプ氏の肩に手を置く画像。キリストがトランプ氏を守ったなどの主張が、この画像とともにSNSで拡散していた。事件後の世論調査(ロイター/イプソス)では、共和党を支持する人の65%が、トランプ氏が一命を取り留めたのは、「神の摂理」だと回答している。そして、銃撃後、さらに深刻さを増しているのが、米国国内の分断。バイデン氏の支持者のものと見られるアカウントから投稿されていたのはフェイク画像。対して、トランプ氏の支持者のものと見られるアカウントには「トランプは胸にも銃撃を受けたが、防弾チョッキに助けられた」とあるがこれは、間違った情報。AP通信によると、穴のように見える部分は、シークレットサービスのスーツの折り目だという。バイデン大統領に言及。NNNワシントン支局・山崎大輔支局長は「事件を機に、分断がさらに広がったといえる」とコメント。