米国のトランプ次期大統領が、司法長官に指名したマットゲーツ元下院議員が指名を辞退すると表明した。トランプ氏は声明でゲーツ氏に代わる司法長官候補として、フロリダ州の司法長官を務めたパムボンディ氏を起用すると発表した。バイデン政権のもと、司法省がトランプ氏を起訴したことを念頭に、トランプ氏はボンディ氏が「司法省を本来の目的である犯罪との戦いに集中させる」と強調した。司法長官に指名されていたゲーツ元下院議員は、未成年の女性への性的人身売買などの容疑で捜査を受けたことがあり、身内の共和党内からも資質を問う声が上がっていた。議会上院の承認が困難となっていることを受け、ゲーツ氏は21日、指名を辞退すると表明したばかりだった。