大手格付け会社のムーディーズ・レーティングスは、財政赤字の拡大などを理由にアメリカ政府に対する格付けを最上位から1段階引き下げたと発表した。事実上、国際の格下げを意味する。ウォール・ストリート・ジャーナルはアメリカ大手格付け会社の中で唯一残っていた最上位の格付けを奪われることになると伝えた。ムーディーズ・レーティングスは「アメリカ経済と財政の力強さは認識しているが、もはや財政指標の悪化を完全に相殺できるものではないと考えている」などと指摘している。トランプ政権の減税法案が議会下院予算委員会で採血されたが、与党・共和党の一部議員も反対で否決された。