兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題では、3年前の選挙で推薦した日本維新の会がおととい知事に辞職を要求。さらに最大会派の自民党など4つの会派もあす辞職を申し入れる方針で、無所属の4人の議員も賛同することを明らかにしている。これにより86人いる議員全員が知事に辞職をせまる構図となったが、自民党の内部には9月議会の開会する19日に不信任決議案を提出・採択する案が浮上しているという。これまで辞職要求に応じない構えを示している知事に対し、早期の退陣を迫る狙いがあるとみられる。こうした動きにけさ知事は「地方自治法に基づいて議会が提出や可決についての判断することになる。私も法律に基づいてどのように対応するか判断することになる。」などと話した。県議会ではほかにも立憲民主党系の会派がすでに不信任案を提出する方針を固めていて、自民党が全会一致での提出に向けて調整を進めている。