パワハラ疑惑などをめぐり兵庫県議会で不信任決議が可決された斎藤元彦知事が会見を開き、失職を選択し出直し知事選に臨むことを明らかにした。斎藤知事はパワハラ疑惑などの一連の問題を受け、先週の県議会で不信任決議案が可決。現在も会見中。今月29日までに辞職か失職か議会を解散するかの判断を迫られていた。会見で斎藤知事は「今の状況を招いたことを県民に心からお詫びする。県政が混乱していたことは認めざるを得ない。私の力不足や至らなさがあった。改革をこれからも進めたい。未来の子どもたちへの投資、応援をしていきたい。議会の解散は最初からなかった。決断はきのうの朝。高校生からの手紙に『やめないでほしい』とあった。辞職の選択はなかった」などと述べた。また辞職ではなく失職を選んだ理由に関して「もともと辞職の選択肢はなく、至らぬ点などがあれば指摘を受けて直し、4年間知事を務めたい」と語った。知事が失職を選択した場合、50日以内に知事選が実施され、再び当選すれば任期は新たに4年になる。