地元から上がる怒りともとれる厳しい声。その矛先はパワハラや、おねだりなどの疑惑に揺れる兵庫県の斎藤知事で、一貫して続投を表明しているが、置かれた状況は日に日に厳しくなっている。兵庫県議会最大会派の自民党など、4つの会派と無所属の県議4人は、きょう斎藤知事の即時辞職を申し入れ、これで議員全員が知事に辞職を迫る構図となった。きのうの会見では涙を見せた斎藤知事。記者から「元県民局長が亡くなったこと、後悔や悔しさは涙に含まれていないのか?」という質問が。きのうの会見について地元の人に聞いた。午後4時前、取材に応じた斎藤知事は自身の進退について「私としては4年間の任期を務めさせていただくことが、県民からの負託のひとつのポイントだと思う」と話した。自民党は9月議会の開会日に不信任案を提出する方向で、提出されれば可決される見通し。