兵庫県の斎藤知事が再選後、初めての対外的な公務の場で大阪府の吉村知事と笑顔で握手をかわした。一方、敗れた候補の陣営が、虚偽の通報でSNSのアカウントを凍結されたとして、警察に刑事告訴する方針を固めた。大阪市内で行われた「関西広域連合」の会合には、17日の選挙で再選を果たした斎藤知事が姿をみせ、出席した知事や市長と挨拶をかわした。会合で、斎藤知事は阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えることに触れ、政府が検討している「防災庁」の拠点を関西にも置くよう要望していくことが重要との考えを示した。終了後には、会合に遅れて出席した大阪府の吉村知事が斎藤知事のもとに向かい、笑顔をみせながら、2度にわたって固く握手をかわした。兵庫県・斎藤元彦知事は「(吉村知事とは)これからも兵庫県と大阪府との連携は大事。『一緒になって関西を盛り上げていこう』という話をした」と述べた。