日本は予選で団体の1位通過を目指していたが、東京五輪個人総合で金メダルを獲得したエース橋本にミスが相次いでいた。橋本は本番2か月前に右手中指のじん帯を損傷し、十分な練習ができないまま本番を迎えていた。橋本は自身を失ってしんどかったと心境を語った。1位で通過したのは張博恒、劉洋、鄒敬園を擁するライバル中国だった。決勝は6種目に1チームから3人ずつが出場し、難度のDスコアと出来栄えのEスコアで争われる。つり輪で世界トップのDスコアを誇る中国にゆかとあん馬で差を広げるため、日本の佐藤コーチはあん馬で橋本が持つ最大の構成Dスコア6.4を目指した。