外国為替市場では、円相場が1ドル=160円台後半まで円安が進んでいる。ことし4月下旬につけた1ドル=160円24銭よりも値下がりし、約37年半ぶりの円安ドル高水準となっている。米国の中央銀行にあたるFRBの高官が25日に、早期の利下げに慎重な考えを示したことなどを受けて、米国の金利は高い、日本は低いという金利差が意識されて、円を売ってより利回りの高いドルを買う動きが強まった。現在は1ドル=160円72銭〜75銭で取り引きされている。そしてユーロに対しても最安値となっており、現在1ユーロ=171円66銭〜71銭での取り引きとなっている。