総裁選挙に立候補するためには20人の国会議員の推薦人が必要。投票権を持つ自民党の国会議員は367人、推薦人は掛け持ちすることができず負けたら干されるかもしれないなどでハードルが高いという。現状で20人の推薦人を集められそうなのは小泉進次郎さん小林鷹之さん、河野太さんら5人。現在推薦人集めに奔走しているのが高市早苗さんで日本の伝統的な考え方を重んじる保守の論客で小林氏と支持層がかぶるという指摘がある。また、今回の派閥の縛りがなくなったことで影響を受けているのが茂木敏充さんで同じ茂木派から加藤勝信さんが出馬に意欲を示していて茂木派の議員を奪い合うという格好、同じように上川陽子も同じ岸田派から林氏が出馬する見通しなので苦労しそう。推薦人20人の確保のめどが立っている5人について小泉氏は刷新感や世論の支持が高いことが強みで閣僚経験は環境大臣で経験不足が指摘されている。小林氏は刷新感が高く評価されているが小泉氏と同じく閣僚経験は経済安保大臣の一度だけ。河野氏はバランスが取れているのが強みで自身の派閥のボスである麻生太郎のお墨付きも得て議員の支持も一定程度見込める一方、逆に派閥の支援を受けていることがマイナスに働く可能性もある。石破氏は閣僚、幹事長を何度も務めた経験そして世論の支持が高いことが強みだが自民党の議員からは石破だけは支持できないという声も多く党内の支持が課題。林氏は現職の官房長官を務める経験、外務大臣も務めた外交力が強みだが世論調査での支持が高いとは言えない。自民党総裁選の投開票は来月27日に決まった。