きのうの東京市場は、自民党総裁選に大きく動かされた。1回目の投票で金融緩和を掲げる高市経済安全保障担当大臣が1位になると、為替は円安が進み、株価も上昇。決選投票で石破元幹事長が逆転勝利するとドル円は一気に142円台まで円高が進み、日経平均先物も2000円を超える急落になった。マネックス証券・広木隆氏は「まさに“石破ショック”が起きた。石破氏は金融所得課税や法人税引き上げに言及していた。増税路線。マーケットに厳しい経済政策運位になると予想されていた」と語ったが、このショックは一過性とみている。広木氏は「いきなり厳しいスタンスへの大転換はやってこない」と述べた。