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「円山応挙」 のテレビ露出情報

森狙仙は「猿を描いて並ぶ者なし」と称された江戸時代後期の絵師。1747年、大坂の生まれ。絵師だった父の影響で狙仙は2人の兄とともに狩野派を学んだが兄たちが様々な画題を描いたのに対し、狙仙は動物画、とりわけ猿を好み、「猿描き狙仙」と呼ばれた。特に手描きの筆致は天下一品。一本一本丁寧にふわりとした柔らかな質感までも巧みに表現している。狙仙は猿の描写を極めるべく、猟師から譲り受けた猿を自宅の庭で飼い我が子のように慈しみ見つめた。すると喜怒哀楽などまるで人間のごとく豊かな表情を描き分けるにいたったが、あるとき狙仙の絵は自然の真の姿を捉えていないとの痛烈な批判を浴びてしまう。すると3年間山にこもり野生の猿をひたすら観察。行動をともにしながら彼らにならい食料を手づかみで食べるなどその仕草・生態までをも真似、数千枚におよぶ写生を行った。そして画風は一変。すごみが増した。例えば厳しい自然のなか、子猿を見守る親猿。その表情は険しい。狙仙の絵の前に猿を連れていけばたちまち飛びかかったとの逸話も残されている。かの円山応挙も迫真の描写に舌を巻き「真を超えて古今無双」と呟いたという。還暦を過ぎた頃。狙仙は自らの名を示すへんの「祖」からけものへんの「狙」へと変えた。これはおそらく猿の絵では自分に並ぶものはいないという強い自負の現れ。「秋山遊猿図」はたて164cm、よこ271cmの大画面で山で遊ぶ5匹の猿と2頭のシカを描いた晩年の傑作。中央の松と岩をゴツゴツとした輪郭線で表す一方、猿とシカは緻密で柔らかな描線で手書きしており動物の軽やかさや躍動感がより一層際立っている。かすかな音に耳を澄まし警戒する仕草、母猿に必死にしがみつく子猿の愛らしさ。まさに狙仙の真骨頂といえよう。改めて依頼品を見ると「群猿図」はたて152cm、よこ84cm。奥深い山中に木や岩の上で101匹の猿が戯れている。足をかくもの、喧嘩するもの、ハチの巣を大事そうに抱えるものなど1匹1匹丹念に描きあげている。名がけものへんでないことからすると還暦以前の作か。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月17日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングGood!いちおし
ブリヂストンの創業者・石橋正二郎が集めた石橋財団のコレクションを礎に約3000点の美術作品を所蔵するアーティゾン美術館。現在行われているのが作品が見てきた景色をたどる体感ができる展覧会。”空間と作品”展は美術館に並ぶまでに受け継がれてきた作品の背景をうかがう展覧会。名作144点を新たな視点で鑑賞することができる。今回は名画3点の知られざる背景に迫る。 
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2024年7月18日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおび!トレンドの現場
東京・立川市の複合施設「PLAY!」から中継。ここでは夏休み特別企画として「オバケ?展 ~史上初のオバケ万博へようこそ~」が開催中とのこと。イベントでは落語家の春風亭一之輔さんが「ねないこだれだ」を朗読する「オバケ落語」や、古今東西のオバケを題材にした絵本などがあり、さらにカフェではイベント限定のメニューもあるとのこと。

2024年4月7日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京
開運!なんでも鑑定団開運!なんでも鑑定団
森狙仙は「猿を描いて並ぶ者なし」と称された江戸時代後期の絵師。1747年、大坂の生まれ。絵師だった父の影響で狙仙は2人の兄とともに狩野派を学んだが兄たちが様々な画題を描いたのに対し、狙仙は動物画、とりわけ猿を好み、「猿描き狙仙」と呼ばれた。特に手描きの筆致は天下一品。一本一本丁寧にふわりとした柔らかな質感までも巧みに表現している。狙仙は猿の描写を極めるべく、[…続きを読む]

2024年4月3日放送 8:00 - 8:15 テレビ東京
ハーフタイムツアーズ(ハーフタイムツアーズ)
山村紅葉さんが祇園祭を楽しむツアーを体験。祇園祭は疫病退散を願い平安時代に始まった八坂神社の祭礼。7月から1か月に渡り17日・24日の巡行に向け街に山鉾が立つ。山鉾にはインドやトルコ絨毯が飾られ、左甚五郎など名だたる作家の作品もあり「動く美術館」とも呼ばれている。このツアーでは月鉾の内部を見学することができる。

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