北鎌倉を旅するのは西村和彦と井口綾子。まずは、北鎌倉駅から円覚寺へ向かう。円覚寺にある白鷲池は国の名勝に指定されている。池を彩るアジサイは初夏の名物。アジサイは土が酸性だと青、アルカリ性だと赤になる。円覚寺は1282年創建、臨済宗円覚寺派の大本山。ヤマアジサイを中心に7~8種類が6月下旬ごろまで見頃となっている。円覚寺の三門は1758年に再建された神奈川県の重要文化財で夏目漱石の小説「門」にも登場する。垂木という屋根を支える部材は放射構造で大きな屋根の重みに耐えられるようになっている。仏殿はご本尊が祀られる建物で1964年に再建された。日本画の大家・前田青邨が監修した白龍図がある。国宝の舎利殿を間近で見せていただくことに。舎利殿は鎌倉市で唯一の国宝建造物で2階建てのように見える造りは禅宗様の特徴。弓欄間が差し込む光を独特な雰囲気を醸し出す。舎利殿の特別公開は1・5・11月の数日のみ。階段を登ってやってきたのは洪鐘。1301年に鎌倉幕府9代執権の北条貞時が寄進。重さは約3トンもある。特別に鐘をつかせてもらった。
住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内409
URL: http://www.engakuji.or.jp/
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