群馬・高崎市の冨士久食堂は創業1966年。和洋中を提供する大衆食堂。女将の齊藤政子さんは気さくで親しみやすいと人気者だ。お店は3世帯5人の家族が切り盛りしている。お手製の餃子は多い日は100人分焼くこともあるという。名物はカツ丼は170gの豚ロースを米油で揚げ、秘伝のタレの割下で煮た一品。冨士久食堂は政子さんと夫の昭夫さんが開業したが、現在昭夫さんはパーキンソン病を発症。手足が不自由になっても厨房で息子の英昭さんに秘伝のタレを伝授した。現在は脳出血で入院中とのこと。その苦境を知ってか1年前より客が1.5倍に増え、開店待ちの客さえいるという。親子3代食堂は昭夫さんが戻ってくるまで家族でのれんを守ると決意している。
住所: 群馬県高崎市中里見町121