佐賀県警察本部の科学捜査研究所でおよそ7年間にわたってDNA鑑定で不正を行ったとして懲戒処分を受けた42歳の元職員について、佐賀地方検察庁は、虚偽有印公文書作成などの罪で在宅起訴した。検察によると、DNA鑑定の業務の手間を省くため2023年8月からおととし7月にかけて9回にわたって鑑定を行ったとうその記載をしたなどとして、虚偽有印公文書作成などの罪に問われている。検察は認否を明らかにしていませんが、警察によりますと、元職員は「短期間で鑑定を終わらせて、仕事ぶりをよく見せると評価が上がり、『鑑定が遅い』と指摘されることもなくなると思った」などと話していたという。今回の不正を受けて、警察庁は経緯などを検証する特別監察を行っていて、中間報告では「容疑者ではない人を捜査対象とした」などといった捜査への影響は確認されなかった一方、鑑定が適切に行われていれば容疑者を特定できた可能性が否定できないケースもあったとしている。
